オタクが萌を吐き出すよ

魔入間にハマってどうしようもない気持ちを吐き出します。他のハマった漫画やラノベなどについても語るよ。

憂モリ アニメ+18巻まで+本誌75話

今更ながら憂国のモリアーティにハマりましたね…。

 

休みの日にダラダラとアニメを観て過ごすことが多くて、憂モリはずっと気になってはいるけど手を付けてないアニメの中のひとつだった。ホラーやミステリー、SF系の作品が好きなので、ミステリー枠でそのとき他にピンとくるものがなく、そろそろ観るかぁと軽い気持ちで流したら最初から最後までまさかの大沼。気が付いたときにはアニメは観終わっていて単行本全巻買っていました。ここまでの日数、わずか3日間。

そして4日目、つい先日憂モリ本誌がヤバイと話題になっていて、タイムリーだったこともあり、ネタバレにはなるけど好奇心に勝てず、最新話だけ拝読。そして無事昇天致した所存。この怒涛の数日間に蓄えた今だけの新鮮な萌をここに残す。

 

 

アニモリ

アニメから入ったのでまずはこちらから。前情報何も無いまっさらな状態で拝聴したので、モリアーティってあのモリアーティ?オマージュかな?名前だけ借りてるだけかな?あ、本当にあのモリアーティなんだ。本家だとひょろ長い不気味な爺さんのイメージだったけど今風にイケメン美人になってますね、ビジュアルは合格です。というのが第一印象。ビジュアルが好きではないとアニメ観られないタイプなので、作画やビジュアルは大事。あとOPやEDも雰囲気あっていて良かった。アニメは音楽も大事だし、特にOPEDは観るか否か決めるときがあるくらいには重要視してる。

設定としては主人公であるのはあくまでホームズではなくモリアーティ、悪の方を描く話は嫌いではなくむしろ好きな類なので面白いなと。びっくりしたのが一番の主役かと思われるウィリアム・ジェームズ・モリアーティが入れ代わりであること。正式なモリアーティ家の人間じゃない入れ代わりが彼のモリアーティ教授として悪となり、モリアーティという存在は一個人ではなく三兄弟、そして犯罪卿という組織がモリアーティの概念だという捉え方。予想していなかった設定だったので面白かった。

全体的にキャラクターのビジュアルと声の解釈が一致していて素晴らしかった。特に三兄弟は幼少期から大変良い。初っ端から三兄弟に惹き込まれていたので、途中から出てくるシャーロックを最初は敵視してました。本家のシャーロック・ホームズをあまり知らないためもしかしたら元々こういう人物なのかもしれないと思いつつ、チャラついていていけ好かない男というのが第一印象。馴れ馴れしくウィリアムに絡まないでほしいとルイスの如くイライラしてた(笑)シャーロックに魅力を感じていなかったので、シャーロックに絡む女性陣は見る目がないわねとまで思ってた。というより、ウィリアムに声をかける女性陣があまりいなかったのは作中ずっと気になっていたけど、幼少期時代からめちゃくちゃ美形だよね…?そういう設定であってる…?シャーロックのほうが美形なの…?と疑問だった。

アニメは2クールで終わったこともあって駆け足なのは伝わった。とはいえ漫画もトントン話が進むので、シャーロックのウィリアムに対する執着があまり理解できなかったし、逆はもっとハテナだった。ウィリアム、そこまでシャーロックの前で頭脳明晰なところ見せてない気がするのだが。ルイスはもとより、義兄であるアルバートがウィリアムに執着というか羨望するのはわかる。何度も賢いところ見せられてるもんね。そこで思ったけど、ウィリアム達は孤児院に来てわずか一週間程度で輪の中心になっている点から、そもそも人を魅了させる能力に長けてるんだろうなと思った。話し方や佇まいが貴族のそれより美しいし、醸し出すオーラが人を惹きつけるんだろう。貧民街出身だからそこらの貴族からは疎まれていても、その身分さえ気にしなければ好きにならない人はいないんじゃないかな。なんでこんな美しく賢い魅惑的なボーイが親もなく貧民街で暮らしていたんだ…?その教養はどこで身に付いたのさ…教えて作者さん…。

シャーロック、リアムリアムってめちゃくちゃ馴れ馴れしいのに、肝心のリアムはホームズさん呼びで猫被ってて可愛いね。でも最後の最後でウィリアムもシャーロックを長年の友人のように感じていたと胸の内を明し、この手紙を残す時点で始まりの日から心境の変化があったんだろうなと感じた。他のメンバーやルイスにさえ手紙なんて残してないのに、なぜそれがシャーロックだったのか正直分からないことが多いけど、あの橋でのやりとりと、一緒に落ちていけるのは、シャーロックしかいなかったんだろうな。

 

 

漫画モリ

漫画とアニメの作画がほとんど変わらなくて驚いちゃった。美しいウィリアムをたくさん拝めて感無量。。アニメより細かい描写が多く、文字がどうしても多くはなるけど読み応えありました。あと作者さん語彙力あるなぁと感心した。難しいこと言ってるけど理解できる範疇で言葉尻が不自然でなく、それでいて品のあるウィリアムの原液がここにあった。思い返すと漫画では掴みづらい節々の動きがアニメで解釈どおりに描かれているので、アニメの見所はそこにあるなと。もう一度見返そう。

見た

今アニモリ観てるんだけど、明度が低いシーンでの色味が素敵すぎる…!!目が光る描写は猫みたいで喉元がヒュッとしますね。いいよいいよ…。あと1話の犯人、最初アルバート兄さんだと思ってたよ。ウィリアムと話すシーンが出て「なんや違うんか」となったよ。ごめんねアルバート兄さん…。

ウィリアムがタバコ吸うシーンも、漫画で見るよりアニメの方がギクッとする。勝手なイメージで吸わない人だと思ってた。え、吸うんだ…ってなった。漫画だとまだ自然と見ていられるけど、アニメだとドキドキしちゃう…色気のせいかしら?

漫画はキャラクターひとりひとりの描写やストーリーが細かく多いから、アニメだと唐突に出てくる人物達についてより一層知れて、同じ内容の話の回でも読む価値しかないと、アニメ観ると殊更感じるわね。

アニメは橋で落ちたあとどこかで再会して終わりだったから、漫画も似たような結末で完結してるんだと思ってた。そう思ってたし、その続きをオタク達が妄想し、二次創作民達が妄想を吐き出してるんだろうなって思ってた。そしたら続いてるんだから買う以外の選択肢なかったよね。どう考えても両者生きてる世界線だろうし、下手したらシャーロックとウィリアムが仲良く友達してるのかなぁ〜なんて呑気にページめくったらとんでもない萌え生活が描かれていて吐くかと思った。砂糖を。

老人に化けたシャーロックがボンドの前で登場するシーンは不覚にもカッコよ…と思ってしまった。髪の毛下ろしてるの似合うじゃん…。そんでサラッとウィリアムを看病したり一緒に仕事してたりした話をなんてことない顔で暴露してきて、え?何その…勝ち顔…リアムなら俺の隣で寝てるけど?みたいな…何かあったの…?ってオロオロしちゃった。たぶんルイスくらい狼狽した。ルイスもそりゃスンッてなるよ…。みんなで食事会の流れも、こんなん両家顔合わせじゃん!?って声に出たからね。なんで顔合わせ食事会する必要あったの?どういうこと?このあと何かあるの?ビリーがフルーツ持ってきたときの「9割はウィリアム君のためでしょ?」「リアムのためって決めつけんな!」「だって事実じゃん」このやりとりでかなり取り乱れた。取り乱れる以外ないでしょこんなの。何言ってるのこの人達。の、惚気けてるの…!?(狂)

ウィリアムとアルバートの再会のところちょっと泣いちゃったからね…。モランの話も泣いた。おまえ…めちゃくちゃウィリアムに命捧げてるじゃん…。死ぬときは一緒だからな!って泣けること言うじゃん。たぶん本当にウィリアムが死ぬときはモランもひっそり死んで、フレッドかマニーペニーがその骨を拾いウィリアムの墓に一緒に入れてあげるんじゃないかな。ウィリアムは脳を使いすぎてるので、たぶんみんなより早く死ぬとは思う。兄弟はもちろん、犯罪卿の仲間、そしてシャーロックに看取られ、穏やかに息を引き取る。こういう妄想をして泣いてる。

アイリーンに戻ったボンドがシャーロックと腕組んで歩くシーン、アイリーンはシャーロックと一緒になりたいくらい好きだけど、それを伝えることはない。そして自分に(むしろ女性に)ドキドキすることのないシャーロックをからかって、以前と変わらない人柄に安堵する。束の間の女性としての安堵。いつか幸せになってほしいと思いつつ、シャーロックとくっつくのは個人的な解釈的には違うから難しい。

女性の話で思い出したけど、シャーロックは本家でも憂モリでも女性嫌いという設定のようで…。本家の女性嫌いが如何ほどのものかは存じないけど、アニモリのシャーロックはわりかし女性とも仲良くしてたわね。漫画の方は女はこれだから…みたいな露骨に女性が苦手だと匂わす描写が多々あったけど、アニメだと差別問題とか色々あってなくしたのかな。巻末でプロフィール紹介あったけど、そこにハッキリDislike:Wowan と記載があったので、俺はお前を信じてるぞ、ホームズ。

巻末プロフィールといえば、シャーロックとウィリアムって年齢、身長、体重ぜんぶ同じだったんだね……!素晴らしい……!!24歳・185cm・67kgくらい?素晴らしいわね。若気の至りのような身長と体重。最高。NYの同棲期間でシャーロックはガッシリして、ウィリアムは痩せてしまったけど……これはこれで……。そのせいかウィリアムが本当にただの儚い美しい人になってしまい、シャーロックはウィリアムを守る騎士みたいになってしまった。罪深いぞこの体格差は…………。

体格といえば、ヘルダーの装備で耳の型や体の細部を測る話のシーンで、こんなところまで測る必要あるのか?のシャーロックの問いに、でもウィリアム様は測らせてくれなくて…ってあって、そのあと「まあアイツはそうだろうな…」ってシャーロックが思ってるんだけど、これどういうこと…?アイツはそういう奴だと理解してるってことなのか、測らせてくれなかった体の部位に見られたくない何かがあって、シャーロックは看病のときそれを見てるから「まあアイツはそうだろうな…(あれを見られたくはないだろうな…)」なのか……………分からなすぎて知恵袋検索しちゃった。答えはなかった。情報求ム…………………。

シャーロックがビリーに話したウィリアムとの馴れ初め、敢えてしてる訛りから見透かされたと同時に理解してもらえたうれちい最高この出会いは運命ハッピーみたいな内容だったけど、ウィリアムが自分の匂いをスンって嗅ぎ、「…薬物依存の気がありますね(耳元低音ボイス)」にギュンと来ちゃったんじゃないの〜?って私の脳内のビリーが煽っている。あのときのアニメの見開いた目と息を呑む音みたいなの、オタクじゃなければ見逃していたね。運命的な出会いは、もはや恋に落ちたと同義なんですよ。

難しいのは恋愛なのかというところ。個人的には恋愛とも断言できない、心の奥で繋がるお互いを同等に大切で大事にしたいと思う切れない絆みたいなものが好きなので、色恋沙汰に落ちてほしいとは思っていない。でもお互いは特別だと自覚しているし隠さない。そういう形容し難いプラトニックな関係が。。。。。。大好きです。。。。。。

 

 

本誌75話

は????????????

いやビリーだったよ私は。「え、結婚なの?」って声に出したらビリーも同じこと言ってて、ビリーとトークしたい気持ちになった。どういう…え、どういう………???単行本18巻から飛んで本誌75話まで来てしまったからおかしなことになってるのかな?って検索してみたけど皆さん混乱してたのでやっぱサプライズだったんだね。お赤飯炊かなきゃ………………

ってことはやっぱりあの食事会は両家顔合わせですよねえ?????????こういう経緯があってお互いがお互いのために共に生きると誓いあいました♡って話をあの食事会の場でみんなに話してるってことだよね???????

あのあのあの、おめでとうございます…?

食事会のやりとりのとき、ウィリアムがピリピリせず穏やかモードで過ごしてるの尊いなぁ〜と思っていたらその裏にこんなエピソードがあったなんて。シャーロックと共に生きると誓いあったおかげでメンタル安定したの?ねえシャーロックのどこがいいの?(誰)このプロポーズかのような話を聞いてる面々の反応が知りたいすぎる。知りたいすぎる。ここで本当にケッコンカッコカリみたいな状態になったんならそれはそれで原作なので受けとめるけど、あくまで友情カッコカリの話なので絶対そうはならないと思うので安心して友情カッコカリを見ていられる。一生。ただ絶対ないだろうと確信しつつ怖いのはウィリアムやシャーロックがそれぞれ別の新しい家族を持つこと。それだけは本当に解釈違うから見たくないな。家族を持つこと=幸せではないと思ってるし、彼らは人殺しだし特にウィリアムは殺人鬼として死んだことになっているので人並みの幸せは彼らには合わないと思うのだ。あと単純に二次元世界での二世の話がそんなに好きじゃない。。。。。そんな三次元の枠に縛られないでほしい。まあ無いと思うけど。

 

ああ、私もウィリアムと小さいテーブルに向き合って美味しいコーヒー飲む生活したい。